2016年1月11日月曜日

ニコべん! × 作りたいものを「素直に」作るメリット

全く面白いアイデアが出てこない! 
もっと柔軟な発想が欲しい!

…という悩み、感じたことはありませんか?


ものづくりや何かの制作に携わっている人はもちろんですが、会社勤めの方でも学生の方でも

「もっと良いアイデアはないのか?」

と、何かをするときには悩んでしまうものですよね! 例えば、

会社でうまくいっていない仕事の、もっと効率の良いやり方。
学園祭での出し物を、もっと楽しいものにするための方法。

などなど。

そんなとき、良いアイデアを出すためにはどうすれば良いのでしょうか?

今回はそのヒントになる、週刊少年チャンピオン2016年6号掲載、ニコべん! 28箱目「それぞれの変化」のワンシーンをご紹介したいと思います。



■ 「ニコ弁」部創設を校長に認めてもらうため、最高のニコ弁を作るには…?
(※ 以下に掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります) 


『人をニコッと、笑顔にさせるお弁当』、それが「ニコ弁」です。

「ニコべん!」の主人公である函津米 典道(はこづめ のりみち)とその友人達は、先生の勧めもあり、『ニコ弁でたくさんの人を笑顔にしたい』ということを目的にした部活を作るための申請を先日、学校へ提出しました。

しかし、前例が無くニコ弁部を正式な部として認める判断がつかなかった校長先生は、

「一週間後に校長が満足できるお弁当を作ること」

という課題を出し、それをクリアできれば正式な部として認める、という決定をします。


その決定を聞いた帰り道、函津米たちは話し合いの中で「七夕弁当が良いのではないか」というアイデアを出し、それが良いということで結論でまとまりました。

今回の話は、その結論を出したときに居なかったメンバーへの、「七夕弁当」というアイデアで良いかどうかの確認と、その先の話し合いのために集まったところから始まります。


確認程度で「七夕弁当」という方向性が決まったあと、函津米と、メンバーの一員である多部 珠江(たべ たまえ)の2人で出した具体的なアイデアが、お弁当の一部の形となって、みんなの目の前に出てきました。

函津米が自宅で作ってきたその出来栄えに感動するメンバーたち。

これを元に、全員で話し合いながらアイデアをまとめていきます。

しかし、函津米がアイデアからその「七夕弁当」のイメージをざっと絵にしてみたところで、部員たちからこんな声が出ます。

「いや…すげーけど…!」
「こんなの作れるの!?」
「あたしたち初心者なんだけど、ちゃんと教えてくれるんでしょうね?」

包丁さえまともに握れないというメンバーに、「もちろん」と答えつつ、函津米はこう言いました。

「『作れるもの』を作るより、『作りたいもの』を作る方が、きっといいものができると思うんだ」


「もちろん、そっちのが大変だけど」
「なにが正解かわからない以上とにかく、全力でお弁当を作ることしかできないから…」

その言葉を聞いて、モチベーションをあげるメンバーたち。

特にそのひとり、鳥田 倫(とりた りん)は、

「いいこと言った!! さすがオレの見込んだ男!」
「いいかみんな! なんとしても作るんだ!」
「下手なリにもみんなで協力して、最高の弁当を校長に見せてやろうぜ」

「ニコ弁ファイト――――… え?」

まわりのメンバーに「うわっ さむ」と言われるほどに、テンションを上げてしまうのでした(笑)



■ 「作りたいものを作る方が、きっといいものができると思うんだ」

今回の記事はこのひと言に尽きます。

でも実際に、本当にいいものができるのでしょうか?

自分なんかは目標を高くしすぎて、あえなく失敗に終わる気もするヘタレだったりしますが(笑)

「一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本」(小川仁志 著、幻冬舎)という本の中に、この考え方が役に立つとわかる内容が出てきます。
(以下、上記書籍より引用)


 デザイナーのように考える「デザイン思考」という概念が注目を浴びています。従来型の論理中心思考が行き詰まる中、イノベーションを生むには、もっと柔軟な発想が必要だということでしょう。
 そう、アーティストになればいいのです。

(中略)

 芸術はあくまで精神の自由な活動であって、想像や構想力によって美が対象を創造し、精神的内容に感覚的形態を与えるのです。
 では、どうすれば精神を自由に表現することができるのでしょうか? それは気持ちに素直になることだと思います。たとえ人の顔を描いているとしても、真っ赤に塗りたいと思えば真っ赤にすればいいですし、キャンバスからはみ出させたいと思えばはみ出させればいいのです。多分それだけで芸術になります。

(中略)

 感情に素直になることが自由になるということなのです。私たちの日常は制約が多すぎます。そんな制約の中で物事を考えていても、面白いアイデアはわいてきません。だから制約を無視するのです。
 芸術も制約の壁を打ち破る営みです。正面からか横からのいずれか一方からしか描けないという制約の壁を打ち破って、ピカソがキュビズムを生み出したように。もし芸術のような斬新なアイデアを得たいのなら、制約の壁を打ち破ることです。言い換えるなら、それは過激になることを意味します。
(以上、上記書籍より引用)


ちょっと表現が難しいところもありますが、簡単にまとめると

・柔軟な発想のわかりやすい例は「アーティスト」。
・芸術は精神の自由な活動だから、精神を自由に表現すれば柔軟な発想に繋がる。
・精神を自由に表現するには、「こうしたい!」という気持ちや感情に素直になること。
・その際には、制約がジャマをするので、制約は無視するのが良い。

という感じでしょうか。

「『作れるものを作る』より、『作りたいもの』を作る方がきっといいものができると思うんだ」

…が函津米くんの言葉でした。上の引用に従って言い換えるなら、

「『作れる』という制約を無視して、『こう作りたい!』という気持ちに素直になった方がいいものができると思うんだ」

ということですね!

そう考えると、すげえこと言ってますねこの高校一年生(笑)


また、この「素直さ」というのは別のメリットもあるというのが、「ポジティブの教科書」(武田双雲 著、主婦の友社)という本に出てきます。
(以下、上記書籍より引用)


 これまで、100人以上の芸能人やスポーツ選手と対談のお仕事をさせていただきました。
 タレントさんにしてもスポーツ選手にしてもみなさんとても「素直」です。素直さは、生きる上でとてつもない威力を発揮します。

 素直であれば、【吸収できる】 → 【成長できる】 → 【モチベーションが上がる】 → 【ゆとりが生まれる】 → 【素直になれる】 …というプラススパイラルが生まれます。
 逆に素直じゃない人は、【素直になれない】 → 【吸収力が弱い】 → 【成長できない】 → 【モチベーションが上がらない】 → 【ゆとりが生まれない】 → 【素直になれない】…というマイナススパイラルに陥ってしまいます。
(以上、上記書籍より引用)


確かにゆとりのないときには、アドバイスをしてくれている人の話を聞いているだけでも、案外イライラしたりしますよね。

「この人は何を上から言っているんだ!!」と、普段は思わないようなことを考えてしまったり(笑)

でもよく考えると、相手の言っていることが役立つにしろ役に立たないにしろ、まずは「素直に受け取る」ことが大切なのがわかります。

役立つ情報なら言わずもがな、ですし。

もし役に立たない情報だったにしても、「この情報は役に立たないものだ」という情報が、しっかりと頭の中に残るわけですから。

つまりそれは、「吸収」ですし、「成長」なわけですよね?

そう考えると、素直になることが「アイデアを出す」ということ以外にも、しっかりとメリットがあることがわかると思います。

漫画の中でも、この函津米くんの言葉を聞いてまわりのメンバーの士気が上がったのは、恐らくこれが理由なんじゃないでしょうか。

引用部分で紹介したような流れで得られる「自身の成長」を、その言葉でしっかりとイメージできたからだと思います。


実はご紹介した本にも書いてあるのですが、「素直になる」ことはとても難しいことみたいです。

それは、皆さん経験上なんとなく知っている方も多いと思います。

自分も、ここまで記事を書いておいてなんですが、間違いなく素直になれていないことが多いです(笑)

「素直になる」というのは、「素直に相手の言うことを聞く」という意味に感じてしまうことも多いせいか、なんとなく相手の言う通りになるようで癪に障る感じもするかもしれません。

でもメリットは、ここまで見て頂いた通りです。

良ければぜひ、試してみてくださいね!



記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)


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