2015年12月12日土曜日

ACMA:GAME × 信頼されるには「裏切らない」と約束する

今回は週刊少年マガジン2016年2・3合併号掲載、ACMA:GAME(アクマゲーム) 第133話「疑心暗鬼の種」のワンシーンを例に、「裏切らない」と約束することが信頼に繋がることをご紹介したいと思います。



人に信頼されるにはどうすれば良いか?

その知識の必要性は、もう説明しなくても誰もが体で感じていることだと思います。

就職活動の際の、面接にて。

また就職した後でも、身近な目上の人との信頼関係など。

自分のまわりの人間関係を見渡しただけでも、信頼の必要性はいくらでも目につきます。


そんな超重要な「信頼」を得るには、どうすれば良いでしょうか?

当たり前だけれども意外と忘れがちなテクニックの1つを、今回はご紹介したいと思います。



―――――(以降、ACMA:GAME 第133話のあらすじ)


『アクマゲーム』とは、「ゲームの勝者が要求するものを敗者からなんでも奪う」というもの。

この『アクマゲーム』のトーナメント決勝が今、始まろうとしています。

このゲームはただのゲームではなく、政界をも手中にして今の日本を操る謎の組織「グングニル」へと繋がる唯一の道となっています。

少し前には国内で起こったデモに対して、自衛隊を使い、死者を出してでも鎮圧させた組織である「グングニル」。

人命を簡単に切り捨てるようなこの組織を潰すために、グングニル主催のトーナメントにあえて参加し勝利を掴もうとしているのが、主人公の織田 照朝(おだ てるあさ)です。

対戦相手は、勝負事への勝利に執着する天才棋士、毛利 明(もうり あきら)。

この2人とその仲間による決勝直前で、照朝は毛利にある交渉を始めました。

「ゲーム終了時に悪魔の鍵の数を減らしたくない」
「この勝負…互いに”悪魔の能力使用禁止”を受けてくれないか」

悪魔の鍵が消えて無くなることを防ぐために、照朝は毛利に「頼み」を行ったのでした。


ただし『アクマゲーム』のシステム上、それはあくまで「口約束」程度のもの、つまり”悪魔の能力”は使おうと思えば使える状況になるため、そんなに意味のある「約束」になるとは思えませんでした。

勝利のためなら、そんな約束は反故にされてしまうだろう。

それが、まわりの率直な感想です。


しかし照朝はこの約束を守ってもらうために、さらにこう提案を続けるのでした。

「貴方(毛利)がこの提案に乗ってくれるなら…俺たちの鍵はそちらに預ける」

「1つの鍵につきホルダー(持ち主)は1人」
「貴方がこの鍵のホルダーになれば、オレは絶対に悪魔の能力は使えない

この約束に関して、自分は絶対に裏切らない。

そう相手に対して約束することで、照朝は相手の信頼を得て、頼みを聞いて貰おうとしたのでした。



―――――(以上、あらすじ)

上のやり取りのあと、いくつかさらにやり取りはあるのですが、結果、口約束とはいえ、照朝は毛利から承諾を得ることができました。


「約束を破って、こちらが”悪魔の能力”を使うことは絶対にあり得ない」

このポイントにおいては、絶対に裏切れない状況を作ることで、信頼を得た照朝。


この手段が有効なものだ、とわかる内容が、「『人たらし』のブラック謝罪術」(内藤誼人 著、大和書房)の中、「『私は裏切りません』の約束を申し出る」という節に出てきます。

(以降同書籍より引用)


私たちは、他人に裏切られると心が傷つく。
「裏切り」というのは、非常にイヤなものだからだ。人に好かれたいのであれば、まずは「裏切らない」ことを約束してあげることである。

(中略)

オレゴン大学政治科学のジョン・オーベル博士は、どういうときに私たちが相手を信頼し、相手に協力的になるのかを調べてみたことがある。

その結果、相手に信頼されるのは、「私は裏切りません」「将来的にも協力すると約束します」などのセリフであった。

こういうセリフを言ってから、二人一組のペアでゲームをやらせると、そういうセリフを言わないときに比べて、お互いの協力反応は増えたのである。裏切らない約束をする条件では、59%の参加者がペアの相手に協力してくれたのに対して、そういう約束をしないときには33%しか協力してくれなかったのである。
(以上、上記書籍より引用)


実は、実験結果からも有効とわかっている方法なのです。

引用中に出てきた、

「私は裏切りません」
「将来的にも協力すると約束します」

というセリフだけ見ると、「絶対に裏切られるフラグ」にしか見えないかもしれませんが(笑)

意外にも、口約束も大切ということ、ですね!



ちなみに上で紹介した漫画の例は、こんなふうにシーンが続きます。

「”ホルダーの僕(毛利)が能力を使わない保証”は示せない…、それはいいの?」

「だから約束してもらう」

「約束…」

「オレは、貴方が約束を破る人だとは思わない」


この一言を聞いた毛利の感想は、

「さわやかな脅し…」。

なんとも的確な表現(笑)

しかし、この一言が「脅し」になる程に、

「約束を守る(=裏切らない)」ことは、まわりの人間からの「信頼関係」や「好意」に繋がっている

…ということだと思います。



「あなたを裏切りませんよ」という約束が、信頼を得る。

言われてみると当たり前のことなのですが。

でも当たり前すぎてか、意外と口に出してやっていないのも事実だと思います。

たぶん、「常識だから」と、無意識に頭の外へと追いやっているんでしょうね。


だからこそ改めて、意識して覚えてみてくださいね!




記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)

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