2015年1月20日火曜日

兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿 × 成長するには、逃げ道を無くすこと!

今回は週刊少年チャンピオン2015年7号掲載、兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿 第7話「恐喝王4」のワンシーンを例に、逃げ道を無くすことが成長に繋がることについてご紹介したいと思います。


● あらすじ。

「兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿」では、自分の弱さを武器にまわりの大人たちを操り、相手を恐喝したり自分の思い通りにしたりしていた見場 創太(みるば そうた)という男の子が登場します。

この漫画の主人公である赤木 蛍(あかぎ けい)も彼に目を付けられ、とても不都合な状況に追い込まれていましたが、7話にて見場は良心を取り戻し、問題は解決の方向へと向かっていきます。

残っている一番の問題は、見場の味方をしていた大人達に、見場自身が今までのウソを告白しにいかなければならないことです。

見場は器用に誤魔化すような話術や手段を持たないため、不器用に全てをぶちまける覚悟で、自分の立場が最悪になるのも構わずに、自分の良心に従い、勇気を持って大人達に話をしに行くのでした。

それを見た蛍は、自分の都合で彼を破滅させるかもしれない行動を取らせたと責任を感じますが、そんな彼女に対し、霊となって隣にいた蛍の兄・圭一はこう言うのでした。

「蛍…いいんだ。あれは、彼のためになるんだ」
(読みやすくするために…の部分を一部消しています。)


「自己の責任をとることで、人は成長する」
「彼は人として、成長することを選んだんだ」


● 自己の責任を取ること = 逃げ道を残さないこと

「見場くんは、どんなに自分の立場が悪くなろうとも、自分に責任を取る道を選んだ」

というお話でした。

なかなか取れない選択肢だと思うのですが、いかがでしょうか?

彼と同じ立場に立てば、普通は「なんとか自分も損しないように、うまく立ち回れないかな!?」と考えると思います。

長くなるためあらすじ紹介では省略しましたが、被害者である蛍自身ですら、話の中で「自分ならそうする」と考えています。

まわりから彼に最低限で求められていることは、「蛍を筆頭に自分が罠にハメた生徒たちの名誉を回復させること」です。

なので、やり方を工夫し、自分の味方だった大人達の顔を立て、生徒たちの名誉を回復させられるのであれば、自分の立場を悪くしない方法を取っても、恐らくそこまでそれを強く責められることはないでしょう。

しかし、(見場にはそんなテクニックがなかったとはいえ)彼は自分のウソを全て、教師に告白しに行き、自己の責任を取る道を選びました。


これがなぜ、人の成長に繋がるのでしょうか?

それは、自己の責任を取ることが、「逃げ道を残さない」ことに繋がるからだと思います。


自分で責任を取ること、それはつまり自分のしたことやその結果から「逃げない」ことです。

見場くんが自らの意志でウソを告白しに行くことは、自分の責任から逃げることが可能な道を、自ら潰すことと同じだと思います。

この「逃げ道を無くすこと」が成功につながることが、「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版」(ジム・ドノヴァン著 桜田直美訳)という本の中で紹介されています。


逃げ道を残さないことがなぜ成功につながるのか?

それは、逃げ道がないことで、自分の持てる力を全て使い前進できるようになるからだ、とこの本では紹介されています。


成功にはいろいろな要因があると思いますが、

本人が真剣に取り組んでいるか? ということがその要因のひとつ

であること、また

・真剣に取り組んでさえいれば、何が起こっても乗り越えることができる

とも、同じ本に紹介されています。


見場の場合、最悪の立場になったとしても、自分自身の今までの生きかたややってきた間違いに真剣に向き合う姿勢を取ることで、それが初めて彼の成長に繋がるということになるのだと思います。

これが、例えば大人達との話し合いに蛍にも同席してもらって、「実は自分の勘違いでしたー」と言い訳をいろいろする方法を取ったりするような方法であれば、それによって成長するとは想像できないですよね!


よく「どん底まで落ちることで人は成長して戻ってくる」というような話もありますが、多分それもこの話に似ているのではないでしょうか。

逃げ道を無くし、何かに真剣に取り組んだ結果どん底に行ったのであれば、それを糧にまた成長する機会は十分にあると思います。


上で紹介した本には、こうも書かれています。

「一歩下がって状況を眺めるような、日和見主義に陥らないように気をつけよう。日和見主義は失敗の原因になる。」

自分で責任を取ることなど、逃げ道を無くして後退することを「非効率的」「時間のムダ」などと感じることはあると思います。

しかしそれを言い訳にして「目の前のことに真剣に取り組めていない」状況なら、それはきっと、とても危険な状況なのだと思います。

もしそんな風に感じることがあったときは、この視点をぜひ活かしてみてくださいね!


…僕自身への戒めも込めて、の記事でした!(笑)



記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)

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