2014年12月1日月曜日

ハヤテのごとく! × どうにもできない感情をコントロールするコツ

「恋する女は、可愛く見えるものだから!!」

今回紹介するハヤテのごとく! 第474話「子猫と女の子は可愛い」に出てくるセリフです。


「恋する女は可愛い」的な内容の歌詞は、いろんな曲に出てきますよね。

漫画の中でも、今まで気にも止めていなかったキャラクターが、誰かを好きになった瞬間、とても可愛く見えたりすることもあります。

ラブコメが漫画ジャンルのひとつとして確立されているのも、もしかしたらそれが理由のひとつかもしれません。


しかしなぜ、「恋する女は可愛く見える(思える)」のでしょうか?

「ハヤテのごとく!」で出てくるワンシーンにて、その回答のひとつが提示されているのですが。

実は、その回答から「怒り」などの感情をコントロールするヒントを、得ることができます。

今回はそのヒントを、週刊少年サンデー2014年52号掲載、ハヤテのごとく! 第474話「子猫と女の子は可愛い」に出てくるワンシーンと共にご紹介したいと思います!


(以下あらすじ)
今回の「ハヤテのごとく!」は、この漫画の主人公である綾崎 ハヤテ(あやさき はやて)と、霞 愛歌(かすみ あいか)という女の子の会話が中心となっています。


「モテ期が来てるんですよ。」

思わず殴りたくなってしまうようなハヤテの言葉から、今回は始まります。

前回までのいろいろな流れで、そんなつもりはなかったもののとある女の子に好きになられたハヤテ。

それに応えられないハヤテは悩み、自らが「ラブ師匠」と呼ぶ愛歌の元へと相談に来たのでした。

好きになってくれた女の子の仕事先を探す約束をしているため、彼女のことをどうしようかと悩むハヤテに、「どうにかするのは簡単よ」と愛歌は言いますが、

「でも騙されちゃダメよ!!」

と、恋する女の子に注意するよう、ハヤテに促します。なぜならそれは、

「恋する女は、可愛く見えるものだから―!!」

女の子は恋してる時が一番可愛いと、恋する女子の可愛さに騙されないよう、愛歌はハヤテに注意とアドバイスを送ります。
「好きな人を前にして、どこから出てんのか分からない甘い声でいつも―」

そうアドバイスを続けようとする愛歌に、ダーリンから電話がかかってきます。

そしてその電話に、どこから出ているか分からない甘い声で、愛歌は嬉しそうに応答するのでした。

ハヤテの目があることに悩みながらも「私も…好きよ…」と言ったり、ダーリンと電話でイチャラブする愛歌。そしてその一連の流れが全て終わった後、


愛歌は唐突にハヤテを殴るなど、居直ってしまうのでした(笑)




 感情的になるのは「目的」があるから!?

最後の居直りの部分はひとまず横に置いておいて、愛歌が説明するには、恋する女が可愛く見えるのは

『本人が「可愛く見られたい」という願望(目的)を抱いていて、それが行動に出るから』

ということですね。

まあ、当たり前の話です(笑)

しかし今回注目したいのは、そこだけではありません。


今回もうひとつ注目したいのは、

「どこから出ているか分からない甘い声」の直後に、あっさりはっきり切り替えて、愛歌がハヤテを殴り攻撃的な口調になったこと

です。

まあ、これも普通にみんなやっていることだと思いますが(笑)


しかししかし、この2点に今回は注目してみてください。

実はこの2つから、とある事実が学べるのです。

それは何かというと、

「感情と行動は、目的によって、意識しなくても使い分けはできる」ということ。

それぞれのシーンを、目的を意識して振り返ってみましょう。


「恋する女は可愛く見える」のは、可愛く見られるための行動をしているから。

嬉しそうにダーリンとの電話で出る「どこから出ているか分からない甘い声」は、可愛く見られたいための実際の行動。

怒ってハヤテを殴ったり、「悪い!?」と大声で叫べたのは、照れを隠すのが目的。


つまり行動だけではなく、感情にも「目的」があるのです。

実はこれ、アドラー心理学では基本とされる考え方です。



 どうにもできない感情をコントロールするコツ!

「怒りに任せて相手を怒鳴ってしまった」
「怒りのせいでモノに当たってしまった」

という話は、日常でもよく聞きますよね?

でも、アドラー心理学ではそういった考え方をしません。

アドラー心理学ではそれぞれ、

・怒鳴るために、怒りという感情が沸かせた
・何かに当たるために、怒りという感情が沸かせた

という風に考えます。

人は感情的になって行動してしまうのではなく、目的を達成するために感情的になる、という考え方です。


完全にそれを信じろ、という気はありませんが、そういう考え方を一度持ってみてください。

すると、「怒り」などの感情をコントロールする方法のひとつを、身に付けることができます。


例えば、仕事で接客中にどうしても怒りそうになったとき。

お客様の目の前では、怒りを爆発させるわけにもいきません。

そんなときに、この考え方を適用してみます。

「怒り」という感情が起こるからには、何かその目的があるはず。

もし怒りによって達成させたい目的があるとしたら、きっとそれは「言い返すことで、傷つけられた自分のプライドを回復させたい」とか、「面倒な客の対応という今の状況を、さっさと終わらせたい」とかになると思います。

その目的を意識した上で、現状で一番必要なこと(目的)を思い出してみるのです。

接客中なのですから、「お客様に接客して、サービスで満足してもらうこと」が、自分に求められている本来の目的です。

そこまで考えることができれば、きっともう心は落ち着いているはず。

あとはとりあえず本来の目的に集中して目の前のことを終わらせ、その後で先ほど感じた怒りをどこかにぶつけるなり、笑い話にしてまわりに話すなりすれば、気持ちもスッキリさせることができます。

また、もしスッキリしなくても、少なくともその場を怒らずに切り抜けられる可能性はかなり高くなることが、イメージできると思います。


感情的になるのは決して悪いことではありませんが、もしそれでピンチになったら、

・感情や行動には、勝手に出てくるのではなく全て目的がある、と考える
・その感情になった目的を考えてみる
・その目的は後まわしにして、今やるべきことに集中してピンチを脱出する
・脱出したら、やりたいようにやる!(笑)

という流れを、機会があればぜひ試してみてくださいね!



記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)

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