2014年6月20日金曜日

ハイキュー!! 第114話「アソビバ・2」 (「遊ぶにはまず”遊び場”が必要」? 「楽しめずイライラする」ときにやるとオススメなこと!)

今回は週刊少年ジャンプ2014年29号掲載、ハイキュー!! 第114話「アソビバ・2」を例に「楽しみたいのに楽しめない」など、ネガティブなつらさやイライラを感じたときにオススメの考え方と対策についてご紹介したいと思います。


あなたは、何か趣味やのめり込めることをお持ちですか?

学生の方なら部活でも良いですし、そうでない方や部活に所属していない方はゲームでも読書でもスポーツでも何でも構いません。もし今やっていなくても、過去にやっていて辞めてしまったものでも構いません。

何かをしているとき、うまくいかないなどの原因で今していることが楽しくなく感じ、イライラしてしまったことはありませんか?

そんなときは、そのもののことは好きなのにも関わらずイライラに歯止めが利かなくなって、ムキになってお金や時間を大量につぎ込んだものの大して上達せずに凹んだり、今すぐに辞めてしまいたい衝動にすら駆られたりすることもあり、あまり良い結果には繋がらないことがほとんどです。

しかしまわりを見渡してみると、そういうときを経験してもしっかりと努力を継続し、最後には結果を残している人も目につくと思います。

もし自分が何かを続けたいにも関わらずネガティブな気持ちになってしまったときにでも、努力を続け結果を残すにはどうすれば良いのでしょうか?

今回はその際の考え方と対策をご紹介します。


(※※ ここからネタバレを含みます。ご注意ください ※※)

まずは、ハイキュー!! 第114話「アソビバ・2」あらすじのご紹介から。


現在、主人公たちが所属する烏野高校バレー部は、春高の宮城県代表決定戦の真っ最中で、Aコート第3試合として条善寺高校との対戦を行っています。

相手の条善寺高校バレー部は去年監督が代わり、現在は「”アソビ”がモットー」のチームとして、試合やひとつひとつのプレーを全力で臨機応変に楽しむスタイルで主人公たちに挑んできています。

今年のインターハイ予選ではそのスタイルでベスト4に食い込む好成績を残しましたが、そのIHで3年は引退しました。

引退した3年のひとりである前主将の奥岳が、現在のチームの中心となっている照島に以前とあることを聞いたシーンから、今週の「ハイキュー!!」は始まります。

奥岳は照島に聞きました。「必ず”楽しくない”時間はやってくる。その時 お前はどうする?」と。

照島は答えます。「それでも楽しんでみせますよ!」

そしてその”楽しくない時間”が、今まさにやってきていました。

烏野高校のプレイヤーたちが条善寺の臨機応変な戦い方に順応し始めたため、今までポイントが取れていたところで取れず、取られていなかったところで取られるようになり始めたのです。

そのことにより条善寺は、攻めてはいるものの焦りが出始め、自分たちのプレイがうまく行かなくなってきました。

なんとか流れを変えるために取られたタイムアウト時、楽しむことがモットーである照島たちは気合とテンションを上げることでなんとかしようとしますが、そこでマネージャーの三咲が冷静にツッコミを入れます。

劣勢でも不調でも楽しめるのは変人か変態だけで、普通は無理であると、三咲は続けます。

その言葉に、今は自分たちが確かに楽しめていないことを照島が認めます。

そんな彼らに、「遊ぶにはまず”遊び場”が必要」だと前主将の奥岳がよく言っていたことを三咲は伝えるのでした。

そしてその遊び場を作るという”楽しくない”時間も我慢して、最後までちゃんと遊んでみることを提案します。

提案を受け入れ考え方の変わった条善寺のプレイヤーたちは、タイムアウト終了後には表情が変わり集中力を取り戻します。そんな彼らの姿を見て、烏野メンバーは改めて気を引き締めるのでした。



ここから、今回のブログのテーマに入ります。

今回注目したのは、マネージャーの発言(元は前主将の発言)である「遊ぶにはまず”遊び場”が必要」という言葉です。

この発言の意味は取り方もいろいろあると思いますが、個人的には「楽しむためには、まずちゃんと楽しめるための準備や作業が必要」という意味だと思いました。

特に「楽しくない時間」に絡めての話なので、そこも踏まえた上でだとこの言葉は

「楽しめないときに楽しむためには、そのための基礎や土台をしっかりと作ることに意識を向ける必要がある」

という意味だと考えられると思います。


「うまくいっていないときにその状況を楽しむことは難しい」というのは、経験上たくさんの方がご存知だと思います。

何をしていてもそうですが、例えば思うように実力が出せなかったり、上達を感じられないときなどがその代表的なもので、そんなときは楽しむどころではなく、徐々にイライラしてきたり、焦ったりします。

しかし自分の気持ちの中には「もっとできるはず」「もっとうまくなれるはず」と思いがあるため、それとの落差もあり気持ちはどんどんネガティブになっていきます。

そんなときは、一体どうすれば気持ちをポジティブな方向に持っていくことができるのでしょうか?


いろいろな方法があると思いますが、個人的にまずオススメしたいのは「ネガティブな気持ちはエネルギーに変わる」ということを知ることです。


実は、「攻撃的な気持ちを抱えやすい人ほど、エネルギーや自尊心が高い」という話があります。これはバウマイスターというアメリカの心理学者の言葉だそうです。

自分の理想を強く持てば持つほど、その落差によって強いエネルギーが生まれるのだという考え方ですが、もし過去に上記のような経験がおありなら、この理屈はなんとなく納得できると思います。

またそもそも「こうなりたい」という気持ち(理想)が無ければ、やろうという気力だって生まれこないわけですから、その点からも納得できます。

「楽しもうと思っているのに楽しくない! なんでだ!!」と思うのも、「こう楽しみたい」という理想があるからこそ、ですよね。

・自分は理想を持って行動できるのだということ
・理想を持っているからこそイライラや焦りが出るのは当然だということ
・そこで生まれるイライラは大切なエネルギーだということ

を、ネガティブになったときには「再確認できるチャンスだ!」と捉えましょう。


そしてその上で大切なのは、生まれたせっかくのエネルギーをプラスに使うことです。

「だからそれが難しいんだよ!!」という声も聞こえてきそうですが(笑)、確かに経験したことのある方なら、そのあまりの難しさは身に染みてわかると思います。

そもそも気持ちがネガティブになっているときに、思考をプラスの方向に向かわせることなんてできるのかな? と思ってしまうほどに難しいことです。

イライラしているときは特にとりあえず考えなしに行動をしてしまいがちですが、やはりそれでは何もうまくはいきません。


では、どうすればそのエネルギーは自然とプラスの方向に利用できるのでしょうか?

オススメは、「そのエネルギーが無いとできないような、大きなエネルギーを必要とする仕事をすること」です。

今の自分のまわりを見回してみてください。環境的なことでも、状況的なことでも結構です。

何か、「普段はやろうとは思わないけど、やった方が良いとわかっていること」ってありませんか?

やろうとするととても面倒で後回しになっているけど、そのうちやろうと思っていることです。

そういったものは、気分の良いときにするとせっかくの気分が悪くなるため、大体後回しになっています。気分の悪くなるとわかっているようなこと、わざわざ進んですることはあまりありませんよね?

でもやった方が良いとわかっていることであれば、「うまくいかなくてイライラしているとき」に思い切ってそれを始めてみてください。

「ネガティブでイライラする」ことで生まれたエネルギーを、そこに利用するのです。


そうすることで、やった方が「良いこと」とわかっていたことが進むわけですから、少なくとも自分を取り巻く状況は良い方向へと進むことになります。

さらに、今まで自分が手を付けていなかったことだからこそ、「新しい発見」があることも少なくありません。

そういった「発見をすること」と「良い方向に進むこと」を体験することで、「やってよかった!」という気持ちだけでなく、「ネガティブな気持ちや期間はムダじゃなかった!」とも思えるようになり、ポジティブな方向へと思考を向ける、大きなきっかけになると思います。


また上記のような仕事や作業は、精神的または身体的に、大体が「汚れ仕事」です。

特に気持ちの面での汚れ仕事(していてあまり気持ちの良くないもの)であれば、特に今すぐやるチャンスなのです。

なぜなら、気持ちはすでに「ネガティブ」だから。

なんとか落とせるなら落としたいという、ある意味「汚れがついてしまっている」状態とも考えられます。

服が汚れてしまう仕事をするときは、汚れても良いような服を着ますよね?

それと同じように、「ネガティブな仕事や作業をするなら、普段どうせやらないしネガティブなときにやってしまおう!」と考えて行動するのがオススメです。


以上を踏まえたうえで今回の漫画の例を見てみると、イライラや焦りがプレイや発言に出ているそのタイミングで、「楽しめるための土台を自分たちで作ろう」という話をするために、三咲が発言したのだと考えることができます。

「土台を作ること」は「遊ぶこと」に比べ、間違いなく面倒で普段やらないような「”楽しくない”時間」です。

そして、「楽しむことをモットー」にしている彼らにとっては、間違いなく普段はやらない、後回しになっていることだと思います。

後回しにしたい気持ちを我慢して、やった方が良いとわかっているが出来ていなかった土台作りをした上で最後までちゃんと遊んでみることが大切だと、マネージャーや前主将は伝えたいのだと思いました。


楽しもうとしていることがうまくいかずイライラしてしまったときは、

・イライラの気持ちはエネルギーに変わるということを思い出すこと
・そのうえで、普段できていない「やった方が良いとわかっていること」にそのエネルギーを使ってみること

を、ぜひ試してみてくださいね!


ちなみに少し話は変わりますが、同じネガティブな気持ちでも「悲しい」ときなどはエネルギーが湧かないこともあると思います。

そういったときは「そのエネルギーでしかできないこと」をやるのがオススメです。

例えば、読書が趣味でない方はぜひ部屋にこもって読書をしてみてください。

「興味はあるけど別にいいや」と思っていたような本を買ってきて、ひっそりと読んでみると、これまた普段はやらない行動なため新しい発見ができると思います。

しかも、「そのエネルギーでしかできないこと」であるため、悲しい気持ちにならないとできなかった体験をしたことで、悲しい気持ちになったことにすら感謝できるようになるかもしれません。

無理せず、シンプルで簡単で大した決断も要らないことで良いと思います。

こちらも機会があれば試してみてくださいね!


以上、ネガティブなつらさやイライラを感じたときにオススメの考え方と対策についてのご紹介でした。


さて、ここからの「ハイキュー!!」は、集中力を取り戻し良い顔になった条善寺メンバーの逆襲が始まりそうな感じで、漫画としてもスポーツとしても面白くなってくるところだと思います。

”楽しくない”時間に彼らが何を心がけてプレイに臨むのかを、注目して見てみたいと思います。

間違いなく、彼らの大きな成長(またその基礎)となる瞬間だと思います。

「ハイキュー!!」ファンの方もそうでない方も、目を通してみてくださいね!



ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
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