2014年4月24日木曜日

最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~ 第180話「まだまだこれから!!」 (成長する人、成長しない人の違いってなに?)

今回は、週刊少年サンデー2014年21号掲載、最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~ 第180話「まだまだこれから!!」を例に、成長する人と成長しない人の違いについてご紹介したいと思います。


本編にも書かれているのですが、どんなに最高の環境や設備を用意しても、成長しない人間は成長しません。

逆に、恵まれているとは言えないような環境のところで、驚くほどの成長を遂げる人もいます。

普通に考えれば環境が良ければその分、効率が良かったりして成長しそうなものですが、実際はそうではありません。


成長する人は、一体どこが良くて成長していくのでしょうか?

逆に成長しない人は、何が違って成長できずにいるのでしょうか?

今回はそれをご紹介します。


(※※ ここからネタバレを含みます。ご注意ください ※※)



まずは、最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~ 第180話「まだまだこれから!!」のあらすじから。


この話の主人公である最上義明(もがみ よしあき)は、現在研修医として働いており、いま義明の前には足利という患者がいます。

足利は義明が働いている帝王大学附属病院の病院長と心臓外科医を兼任しており、義明と手術方法や方針で意見が合わず敵対関係にありました。

その足利が火災による事故で手術が必要な状態になっており、義明が彼を助けるためには、未承認のカテーテル手術に医師免許を失う覚悟で挑む必要がありました。

その覚悟を持って手術に入りましたが、その途中、行おうと思っていた手術の方法が足利には適用できないという事実が判明します。

目の前の命を救うため、まわりに意見を求め、なんとかできないかと義明は思考を巡らせます。

そして「今までまわりの支えがあってこそここまで来れたこと」に思考を巡らせたところで、新しい方法をひらめきます。

しかしそれは普通に出回っている道具では不可能な方法であることに、まわりがすぐに気づきます。

どうしても特注サイズの道具が必要な状況ですが、その特注サイズと思われていたものが、レアではあるが既製品として取り扱われていることを、義明は知っていました。

普通の医者ならそんなものがあるとは知らないままでいるようなこともあるにも関わらず義明が知ることができたのは、現在カテーテル手術を義明に指導する立場にある、上杉謙神(うえすぎ けんしん)に支えられたおかげだと義明は感じましたが、上杉は「それは違うだろう」と言います。

「どんなに最高の環境や設備を用意しても、成長しない人間は成長しない。だが、キミはあんないい加減な部屋で練習し、不要に短いステントにまで興味を持ち知識をつけた。」


上杉に初めてしっかりと認めてもらえたにも関わらず、性格のひねくれているところがある義明は素直に受け取りません。

 今認められたからといってこれからも成長していくことに変わりはないと、認められたことをあえて認めないと義明は言い、そんな義明に引っ張られる形で手術は進んでいきます。



ここから、今回のブログのテーマに入ります。

繰り返しになりますが、今回注目したのは「どんなに最高の環境や設備を用意しても、成長しない人間は成長しない。だが、キミはあんないい加減な部屋で練習し、不要に短いステントにまで興味を持ち知識をつけた。」というセリフです。

実際にこれはその通りで、親から最高の環境を与えられた人よりも能力的に優れた人が、恵まれているとは言えないような環境のところから出てくるということはザラにあると思います。

これは結局、その人がどれだけ成長したのかの差と言っても過言ではないと思います。

もちろん環境が良いに越したことはないのでしょうが、成長できる人と成長できない人の差は一体どこにあるのでしょうか?


それは成長する過程で、どこに注目しているのか、何に価値があると感じるかの違いという説があります。


ここで簡単な質問です。

以下の2つのうち、どちらの方が価値があると思いますか?

・テストで100点を取ったことや、その結果「頭が良い」という評価を得られたこと
・テストで100点を取るために行った努力や、その過程で得たもの

どちらでも結果100点が取れたならいいじゃないか、という考え方もあると思うのでどちらを選ぶかは人それぞれだと思います。

しかし実は、成長しやすい人の考え方は下の例の方だと考えられています。

それぞれの例で、どういった傾向が出やすいのかをご紹介します。


まず上の例の方は、結果や評価に価値があると考える方が多いと思います。

そういった方は根本に「自分を良く見せたい」という思いがあり、

・失敗する可能性があるようなことを避けたがる
・障害にぶつかったときに諦めるのが早くなる
・努力は実を結ばないと考える
・誰かからの批判があったとき、それが自分にとって有用なものでも、ネガティブなものは無視してしまう
・他人の成功を怖がる

といった傾向があり、その結果自分の力を出し切れずに成長が早い段階で止まってしまうということが多いそうです。


下の例の方はというと、努力は成長や成熟のための通過点と考え、そこに価値を置いているため、

・まずは「学びたい」という欲求が強い
・逆境にあっても粘り強くこらえる
・批判にあってもそこから学ぶことができる
・他人の成功からも学んだり、良い影響を受けたりすることができる

という傾向にあることでどこからでも「学習」につながるため、結果成長していきやすいと考えられます。


つまり、他人との比較で得られる評価などに重きを置かず、その過程や途中の努力、そして自分の成長に価値を見いだせるかどうかが違いだということがわかります。


ちなみにこれは実験のデータでも出ているそうです。

4歳の子供たちを2グループに分け、それぞれに上記の2通りの考え方を教えたあと、2種類用意したジグソーパズルを選ばせます。

すると、先の例の教えを学んだグループは失敗しないような簡単なパズルを選び、「自分は失敗しない」ということをアピールし、後の例の教えを学んだグループは「新しいものを学ぶ」「自分の能力を伸ばす」ために難しい方のパズルを選んだということです。

結果、成長に繋がっていくのは後者だろうというのは簡単に予想できると思います。


また年齢が10代の子供で行ったIQテストを使った別の実験でも、「結果や能力を褒めた子供」と「過程や努力を褒めた子供」ではその後に問題の選択をさせると、前者は簡単な失敗の少ない問題を、後者は学びのある難しい問題を選ぶ子供が多かったそうです。


以上を踏まえると、「問題を解く」ということに対して、どの部分に楽しみを見つけているのかに違いがあることもわかると思います。

成長していける人間になるためには、

・目の前にある難しい問題や課題は、自分の成長に繋がるのだと信じて取り組むこと
・努力や過程を楽しむことに価値があると考えて、成長につなげるために課題に立ち向かっていくこと

が必要だと考えられます。

今回の例でも、義明は「よくやった」と褒められたこと(結果や評価)を誇るのではなく、これからも自分が成長していくことに目標があることがわかると思います。


ただし、人はどうしようもない状況になると簡単にやる気を無くすというデータもあります。

難しくて全くわけが分からないような問題や課題に関しては、調べたりアドバイスをもらったりするなど、問題への接し方にもいろいろ対策していく必要もあると思います。

「難しいから糧になるはずだ」と何でも自分だけで解決しようとして、モチベーションを落とすようなことが無いように注意しましょう。


以上、成長する人と成長しない人の違いについてのご紹介でした。


なんと、最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~は次号が最終回のようです。

個人的には絵が綺麗でかつとっても美人キャラが多い作品ということもあって(理由はそれだけではありませんが)大好きな作品のひとつなので残念です。

「命医」から「明医」になったように、また違う主人公になって続くとかいうこともあるかもしれませんが、どうなのでしょうか!

気になっていた作品だという方はお見逃しなく!!



ここまで読んでくださってありがとうございました!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
新品価格
¥463から
(2014/4/24 01:32時点)

SNS