2014年2月13日木曜日

ハイキュー!! 第96話「黒のチーム」 (敵わなくても、続けることが大切。 自分の力はこのくらいと思ってはいけない?)

今回は、ハイキュー!! 第96話「黒のチーム」を例に、目標に届いていなくても続けることが大切なことと、ネガティブな思い込みが危険なことについてご紹介したいと思います。


今回はテーマが2つです。

まず、目標に届いていなくても続けるのが大切なことについて。

普通に考えればわかりますが、努力を途中で止めてしまっては、最終的な目標まで手が届くことは、まずありません。
もし一時的に届いても、その後それを維持継続することはほぼできません。

しかし、自分の思うような目標に届かないことがあると、気分は落ち込むため、行動や努力を継続するのが困難なことがほとんどです。

そんなとき、どうすれば努力は継続できるのでしょうか?


2つめのテーマとして、ネガティブな思い込みが危険なことについて。

目標に手が届かなかったとき、よく自分の中で「自分の力は、だいたいこんなものだ」と思ってしまうことはありませんか?

特に落ち込んでしまったときにはさらにひどく、「自分が努力したところでできるはずがない」とまで思ってしまったりすることも、あると思います。

実はこれ、そう思うことがとても悪影響のあることなのです。
絶対にしてはいけないこととして、理由も合わせて今回で覚えておきましょう。

今回はこの2つをご紹介します。


(※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください ※※)


まずは、ハイキュー!! 第96話「黒のチーム」のあらすじの中から、テーマに沿った部分を抜粋してご紹介します。

今週は、ずっと行われていた夏合宿の最終の練習試合に決着が付いたところからです。

今回の合宿で、主人公たちが所属する烏野高校バレーボール部は負けに負け、最後の試合でも惜しいながら負けてしまいましたが、新しい武器を手に入れるための練習を行い、それが強豪が相手でも通じるものかどうかというのを、試合の中で実践し、ようやく最後の試合でそれが通じるものだということを実感するに至りました。

コーチも、それをしっかりと実感していました。

そしてその言葉に、担任の先生が続けます。

サーブやコンビネーションなど、練習を他高校に比べて後から始めた分、今は他のチームにその技術力は敵わないこと。

しかしそれでも、新しい技術を手に入れ、それを練習していくことを止めてはいけないこと
そして、「自分の力はこのくらい」と思ってはいけないこと

そして各個人の色を出しつつ、それを混ぜ合わせることで強いチームに、黒のチームにして行きましょう、という話でした。



ここから、今回のブログのテーマに入ります。

今回注目したいのは、「自分達の技術が他校に負けているからといって、努力を止めてしまってはいけない」というのと、「自分の力はこのくらい、と思ってはいけない」という、2つのアドバイスに関してです。

どちらのアドバイスもいろいろな意味が含まれているとは思うのですが、今回は

前者では「努力止めないためのコツ」を、
後者では「なぜ自分の力はこのくらいと思ってはいけないのか?」について、

それぞれご紹介します。
なので、興味のない方があれば飛ばして読んでくださいね(笑)


まず、負けを感じても努力を止めないためのコツについて。

努力は続ける方がいい、というのは一般的な知識として知っている方はたくさんいると思いますが、実際にはなかなかそうはいかないものだと思います。

何かで「敵わない」と感じてしまったとき、また大きな目標に届かなかったときには、気持ちは落ち込み、今まであったやる気はどこへ行ってしまったのだろうというくらいにモチベーションは下がり、全てを投げ出したくなってしまうことも十分に有り得ます。

そんなときでも、どうすれば努力を続けられるのでしょうか?


そのポイントは、「長い目で見る」「広い視野で考える」ことです。

きちんと説明すると長くなるので、ここではポイントだけ説明したいと思います。

今回の「ハイキュー!!」を例にするのであれば、「アタッカーの前で止まるトス」や「空中で状況判断して攻撃すること」や「スパイクの前の動き」など、「新しい攻撃や防御の手段を手に入れること」が何週かに渡ってずっと描かれていて、それが目的となっていました。

しかし、全てにおいてすぐにうまくいくことは(当たり前ですが)ありませんでした。

そんなとき、モチベーションが高ければそのまま努力を続けて行くことはできるかもしれませんが、本当にやりたいと思っていても、気持ちの落ち込んでいるときにはその場で諦めてしまうことも多くあります。

そんなときは、「長い目で見る」「広い視野で考える」ことを実践してみましょう。

たとえば、「新しい手段を手に入れるのは、いったい何のためだったのか?」について考えてみます。

すると、「試合で勝つため」だったこと、さらには「バレーボールで結果を出すことで、充足感を得たい」ことなど、その目的を思いついた最初の気持ちを思い出せると思います。

そうすることで、思考の方向を少しポジティブな方に持って行くことが可能になります。

多少練習でうまくいかなくても、他の人が試合で同じ方法を使い勝ち上がっているのを見て、「自分もやりたい」と再度モチベーションを上げることや、どうしても練習でうまくいかず無理だと感じても、他のスキルを身につけようと考えることに繋げていくことや、「それは無理だ」とわかったことが成果だと考えることなど、「あきらめる」以外の発想ができるようになります。

こういった努力で大切なのは、最終的な目的を達成するために努力を「継続すること」です。

今回の「ハイキュー!!」での先生の言葉には、ひとつの失敗で止めてしまうことがなかったからこそ、「自分達の攻撃が”全国”相手に通じる」ところまで来れた、ということが意味として含まれていると思います。

(以上がポイントとなる部分の説明です。詳しい説明や補足は、下記リンクからどうぞ。)
よくあるシチュエーションから学べる心理学ライフハック(別ブログ):
「あきらめない」ための考え方は、「長い目で見て」「広い視野で考えて」が重要!



次に、「なぜ自分の力はこのくらいと思ってはいけないのか?」について。

まず、統計的なお話のご紹介から。

あるカナダの調査によると、不安神経症という病気になっている人を対象に治療の傾向を調べたところ、「自分の病気はどんな治療をしても治らない」と考えている人は長期的にどんな治療に対しても効果が低く、「自分の病気は必ず治る」と考えている人は治療効果がとても高く、長期的に見ると改善している人の率が高かったそうです。

つまり、自分の気持ちというのは、単に気持ちの問題だけではなく、結果にもしっかりと繋がる率が高い、ということです。


また、心理学的にもこの考え方は大切だと考えることができます。

それは、人は「確証バイアス」という性質を持っているからです。

「確証バイアス」というのは、「自分の考えに都合の良い情報ばかりが目に付きやすく、間違いを起こしてしまう」という性質のことです。

例えば、人相の悪い人に対して「あの人は怖そうな人だ」と思ったときを想像してみてください。

その人が誰かをにらみつけるようにして見ているのを目撃したとき、「あ、あの人はやっぱり怖い人だ」と思ってしまうこと、よくあると思いませんか?

しかし実際には、その人はまわりの何かに気付いて「あの人はもしかしたら事故に巻き込まれてしまうかもしれない」と考え、何かあっても大丈夫なように、注意深く見ているだけの人かもしれません。(もちろん、実際に怖い人なこともありえますが。)

そういった、今ある自分の気持ちや考えによって、人は間違いや勘違いを簡単に起こしてしまいやすい傾向があります。

ここで、話を戻しましょう。
「自分の力はこのくらいと思ってはいけない」というお話でした。

これを確証バイアスと併せてみるとどうなるでしょうか?

もし「自分の力はこのくらい」と考えていると、ちょっとした失敗があったときに

「ほらやっぱり。自分にはこの程度の力しかないのだ。こんなことは、できるはずがないんだ。」

という考えに、どんどん向かっていってしまう可能性があるのです。
そう考えると、「自分の力はこのくらいと思ってはいけない」というのは、向上心の面だけではなく、とても怖い部分があるというのが良くわかると思います。

何故かというと、そんな考えの状態で、努力が続けられるはずがないからです。


しかし、実際に失敗したときには気分は落ち込みます。
ではどうすれば、「自分の力はこのくらい」という考えを払拭できるでしょうか?


そんなときは、「自分にはできる」と繰り返し考えたり口に出したりして、自分に暗示をかけましょう。

これは暗示とわかっていて構いません。
よく、「どうせ暗示なんだから意味がない」という意見を耳にすると思いますが、暗示とわかっていても、実際に繰り返していると気持ちは上がってきます。

というか、上がってくるまで毎日繰り返してみてください(笑)

やっているうちに、ふと、思わず、心の隙間に「できるかも」という思いが出てきてしまう瞬間が来ると思います。

そしてそんなときに、「確証バイアス」に出会うことができれば、今度はそれが全てプラスに働くのです。

「あれ、自分ってやっぱりやればできるんじゃん」

そう思える瞬間が、本当にラッキーと思えるタイミングが、暗示によって「できる」と思っていれば、来るようになるかもしれないのです。


以上の理由から、「自分の力はこれくらい」と思うのは向上心の妨げになるだけではなく、自分の気持ちを上げる機会すら逃してしまう可能性があります。

幸運を逃さないためにも、自分を信じてあげるようにしましょう。


以上、目標に届いていなくても続けることが大切なことと、ネガティブな思い込みが危険なことについてのご紹介でした。

今回の「ハイキュー!!」、今回ご紹介したテーマ以外にも、多分学べるところめちゃめちゃは多いと思います。

攻撃に対して積極的な態度が勝負のポイントとなるところで効果的なこととかも、そのまま出てました。

その他にも、チームワークのポイントになる話もありましたし。
自分にとって、なかなかのご馳走な回でした。


そして、長かった合宿が終わり、ここからまた新しい展開になりそうな予感です。

本誌での区切りをお待ちだった方、この機会にぜひ次週から読んでみてくださいね^^

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
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