2013年12月30日月曜日

ハイキュー!! 第91話「VS”傘”」 (視線の動きがひらめくことに繋がる?)

今回は、週刊少年ジャンプ2014年4・5合併号掲載、ハイキュー!! 第91話「VS”傘”」を例に、視線の動きがひらめきに繋がっている可能性についてご紹介します。

TVを見ていて、番組で紹介しているクイズを解いているときや、日常生活で考え事をしているとき、なぜかはわからないのに急に「もしかしたらこれが正解じゃないか?」とひらめくことがあると思います。

ひらめきが起こる要因は今までの経験など様々あると思いますが、そのひとつに「視線の動き」があることはあまり知られていません。

どういった条件で視線が動けば、ひらめきが降りてくることがあるのでしょうか?

それを知っておくことで、他のヒントと組み合わせ、なにか問題を解決することに役立つかもしれません。


※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください ※※

まずは、ハイキュー!! 第91話「VS”傘”」のあらすじから。

主人公のひとり、日向 翔陽(ひなた しょうよう)は烏野高校バレーボール部に所属していて、烏野高校バレーボール部は現在、他校との合同合宿真っ最中です。

昼練習の後、もう一人の主人公である相方の影山 飛雄(かげやま とびお)が、日向が欲しがっているトスをあげる練習をするため、ひとりでの特訓を始めたこともあり、日向は自分も「空中で、一人で相手ブロックと戦えるようになること」を目標に、他のグループが自主練習を行っている第3体育館へとやってきます。

そして、第3体育館で自主練をしている人数がちょうど6人になったこともあり、3対3に分かれての試合形式の練習となります。

強豪チームのメンバーから各自アドバイスを貰いつつ、 試合形式の自主練習を初めて2日目。

試合のある場面で、メンバーの一人が「リバウンド」という技を使うところを見て、日向は感動します。

やり方を教えてもらい、さらに「床に叩きつけるだけがスパイクじゃない。落ち着いていれば戦い方は見えてくる」とアドバイスを貰います。

そして今度は、日向がスパイクを打つタイミングがきます。
日向は身長が162.8cm、対して目の前には相手は約190cmが3人まとめて対抗します。

普通に考えれば日向にとても不利な状況で、スパイクを打つ隙間は無いように思われました。

しかし日向には相手の手がしっかりと見えていて、その手に向かって、本来は下に叩きつけるスパイクを上に向けて打ったのです。

その結果、ボールは相手の手に当たり、「ブロックアウト」でポイントを取ることができました。
対戦相手から「今の…狙ったのか!?」と言われるくらい綺麗に決めることができましたが、本人は「ブロックアウト」をそこまで意識して打ったものではありませんでした。



ここから、今回のブログテーマに入ります。

今回の「ハイキュー!!」では、日向は今まで意識して行っていなかった「ブロックアウト」という方法を、練習とはいえ試合形式の中でひらめき、決めることができました。

実際、どの部分が要因になってそのひらめきが出たのかはもちろんわからないのですが、視線の動きや見たものとしてヒントとなったと考えられるのは、

・ほんの少し前に、リバウンドという相手の「手に当てる」方法を見ていたこと
・実際にスパイクを打つタイミングで、相手の手がはっきりと見えたこと

の2点です。


そしてここで、実際に行われた実験をひとつご紹介します。


この実験では、ひとつの問題が出されます

「ある患者にがん細胞があり、放射線を用いてがん細胞を破壊する必要がある。しかし、がん細胞を破壊するために必要な放射線の強さにすると、その周辺にある正常な細胞まで破壊してしまう。周辺の細胞を破壊せず、中心部分のがん細胞だけ破壊するためにはどうすれば良いか?」

という問題です。

解答としては、「放射線を四方八方から中心めがけて照射し、がん細胞で放射線が重なるようにする」というものなのですが、この正解にたどり着くまでにどのくらい時間がかかるのかを計るのが実験の目的です。

実験は全体を半分ずつに分けて行われました。
そしてそれぞれ、問題を説明する前に図を使って視線を動かす課題を行ってもらいます。

片方のグループは、視線の動かし方を外側から内側に何回か動かすように指示されます。
もう片方のグループは、外側で視線を動かしたあと内側で視線を動かすように指示されました。

つまり、前者は解答に近い視線の動かし方で、後者は解答とは関係のない視線の動かし方になっています。


その結果、視線の動かし方が解答に近かった方が問題の正解までの時間が短かったそうです。

また、実験の参加者は視線の動かし方が問題を解くヒントになっているとは気付いていませんでした

つまり、視線の動かし方が問題解決に近かった場合、それに気付いていなくてもひらめくためのヒントになり得るということが考えられます。


今回の「ハイキュー!!」で上記のことが起こっているか、というのはわかりませんが、身長の低い日向は下から相手を見上げることも多く、それももしかしたら「上に打つ」というヒントになっているかもしれません。

「欲しい物が視界にある場合、その物は実際の距離よりも近くに見える」など、自分の心理と見えるものというのは意外に密接に関係している部分もあります。
ひらめきは自分が欲しいヒントとなるものを無意識に探しているからかもしれませんね。

その割には、視界に入っているのに認識できないこともあるなど意外と頼りにならない部分もあったりしますが(笑)、見えかたと心理の関係に興味があれば、一度調べてみてくださいね!


以上、視線の動きがひらめくことに繋がる可能性についてでした。

次回の「ハイキュー!!」では、日向が必殺技を教えてもらうそうですよ!
どんどん日向もレベルアップしていきそうですね! 楽しみです!!

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
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