2013年11月10日日曜日

國崎出雲の事情 第百七十幕「想いを継ぐでしょう」 (入ってきた新人が有能で、焦ってしまったときの考え方)

今回は、週刊少年サンデー49号掲載、國崎出雲の事情 第百七十幕「想いを継ぐでしょう」を例に、入ってきた新人が有能だったときの考え方と対応についてご紹介したいと思います。

会社や部活など何かしらのグループで活動している場合には、意外に良くあることで経験のある人も多いと思います。比較対象になって引け目を感じたり、どう接すれば良いかわからなくなったりすることもあるかもしれません。
そういった時はどのように対応すれば良いのでしょうか?


※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください ※※


まずはあらすじから。
今行われている歌舞伎オーディションのトーナメントで、実力的にとんでもない奴がいるというのがわかっていて、前回の國崎出雲の事情でその人間が謎のまま登場します。
羽唯花(はねい かずら)という人物がその謎の人物で、主人公の國崎出雲が今行っているオーディションのトーナメントで1回戦に破った羽唯玉緒の弟弟子だということが、今回でわかります。

そしてその玉緒と話しているうち、花は本物の天才で、舞踊の世界から急に歌舞伎の世界に入り、セリフ回しや所作を教えればすぐに覚えるという出来の良さだということもわかりました。

このとき、出雲がこう言います。
「でもいーじゃんか。 有望な新人が入ってきて」
それに対する玉緒の返答がこうでした。

「突然来た新人が万能すぎてもヤだろ…」「直系としてのメンツとか…」
背中の哀愁が面白く感じるワンシーンです(笑)
その後にも、玉緒は「あんなのがいたんじゃ、子供の頃から毎日休まず稽古してきたのがバカらしくなるよ。」と発言しています。


ここから今回のブログのテーマに入ります。

では実際、こういった有能な新人が入ってきて、その新人が結果を出し始めた場合はどのように考え、どのように動けば良いのでしょうか?

もちろん、回答は一つではありません。

たとえば、新人を監督する立場としてはとても楽ができると考える方法があります。
誰もできないことがあれば監督である自分がやらなければなりませんが、できる新人がいることで、任せてしまい他のことに集中できるようになります。

また自分しかできないと思っていたことがそうでなかった場合、「彼もなかなかやる。これは負けていられない」と良い意味でのライバル心を持つことも可能です。
お互いにアドバイスをし合うなど、切磋琢磨して自分のレベルアップにも繋げることができます。


では、自分とレベルが同程度ではなく、今回の話のように相手の方が上だと悟った場合にはどうすれば良いでしょうか?

その場合にも認めることはもちろん必要です。
それを踏まえた上で、優秀な人にさせるような仕事でないものを進んで引き受けたり、ミスをカバーできるように注意しておくことがオススメです。

特にミスに関しては、新人で経験がまだ足りておらずミスが起こることも十分に考えられます。その際にカバーできれば、信頼関係も深まると考えられます。

優秀な後輩がいて、それに抜かれるというのは特に凹むことだと思います。
千田琢哉さん著「たった2分で凹みから立ち直る本」でもこのことに触れられていて、発想の転換をして考えることが勧められています。

後輩の方が先に出世するということは、今は後輩の方が仕事ができるということ。
周囲が嫉妬していても、自分はちゃんと拍手をしてあげ、サポートをしてあげることで、その人の縁でチャンスが巡ってきやすくなる、と説明されています。(本の中ではさらに詳しくわかりやすく説明されています。)

なかなか難しいことかもしれませんが、それができる人間になることも、ひとつ山を越えられたんだという、人の成長に繋がるということですね。


以上、入ってきた新人が有能だったときの考え方と対応についてご紹介しました。

今回の國崎出雲の事情では、加賀斗のしっかりと負けを受け止める姿勢もとても参考になりました。
心の中に悔しい気持ちがあることをしっかりと把握して、それを受け止めたうえで、弟弟子を応援するのはなかなかできないことだと思います。

出雲の真っ直ぐさも、できる新人に関係なく自分の方法で通す強さが最後の発言で感じられますし、個人的にとても良い回でした^^

(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
新品価格
¥1,260から
(2013/11/10 15:43時点)

SNS