2013年11月20日水曜日

ワールドトリガー 第39話「空閑遊真⑦」 (噂って利用できる? デマに流されないようにするには?)

今回は、週刊少年ジャンプ51号掲載、ワールドトリガー 第39話「空閑遊真⑦」を例に、周りの噂を利用できることと、デマに流されないようにするコツをご紹介したいと思います。

普通に生活しているだけでも、人とか関われば大小さまざまな噂を聞くことがあると思います。信憑性はそれぞれですが、とても規模が大きな話でも、あまり疑うことなく受け入れてしまっていることもあります。
そしてその結果、誤解をしてしまったり、判断を誤ってしまったりした経験のある人もいると思います。

そういった影響力の大きい噂を利用する方法はないのでしょうか?
また、そういったねじ曲がった噂に流されないようにするためには何に気を付ければ良いのでしょうか?


※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください ※※


まずはあらすじから。
前々回の「ワールドトリガー」で三雲という人が、実力をまわりに認められている風間という人と模擬戦闘を行いました。
この2人には実力差がかなりある、というのがまわりの判断で、実際に三雲は0勝24敗と大きく負け越しますが、最後に行った1戦をなんとか引き分けに持ち込み、善戦したという結果が残りました。

今回の「ワールドトリガー」ではその三雲が善戦したことが、噂になっています。
しかし噂は大きく負け越した部分が消えて「引き分け」の部分だけが伝わっており、「三雲はかなりの実力者」として、事実とは違う噂が広がっていました。
そんな噂話がされている場所で、緑川という男が三雲に話しかけてきます。
「オレと個人のランク戦しようよ」
三雲が受けたところ、まわりは「あの実力者が戦うのか!」とギャラリーとして着いてきました。

結果、ランク戦は三雲の10戦全敗で終わり、まわりは「大したことない」「期待はずれ」とがっかりしたという判断になりました。


ここから今回のブログのテーマに入ります。

戦いを仕掛けてきた緑川の思惑は明確には描かれていませんが、今回の話の流れだとおそらく「化けの皮を剥がしてやりたかった」や「恥をかかせてやりたかった」という類のものだと思います。
また同じ状況で、緑川の実力が知られていない場合であれば、「あの実力者に勝ったんだから、彼は凄い人だ!」という評価も貰えていたかもしれません。(ちなみに緑川はかなり上位の人です。)

このように、噂を意図的に利用しようとすることは可能です。
すでに流れている噂があり、噂よりもより正確な情報を持っていたり、得意分野で対応する自信があったりするのであれば、今回の「ワールドトリガー」のように噂と事実の差をうまく使って、なんらかの結果を生み出すことは可能だと考えられます。

ただし漫画でよくあるような、良い噂を流そうとして失敗するギャグ漫画がありますが、噂はねじ曲がったり話が大きくなったりする傾向が強いので、自分で噂を創造することはやめておいた方が良いでしょう。

特に噂の大きさに関しては予測をはるかに超えることもあります。
過去に噂がもとで合計約26億円という莫大な金額が動くといったような、かなり大きな事件も起こっていますので、気を付けましょう。




ただし、噂が全く信用ならないわけではない、と考える人もいると思います。
そういうときによく出てくるのが「火のない所に煙は立たない」という言葉で、実際に噂も情報のひとつとして取り扱えることも多いと思います。

では、何に気を付ければデマに流されずに済むのでしょうか?

それには、やはり「正確な情報」が必要になります。
「じゃあ調べれば済むじゃないか」と簡単に考えてしまいがちですが、実は人間には自己肯定をしたい欲求があるため、噂をある程度信じてしまっていたり、逆に噂を否定したいために情報を集めると、「やっぱりそうだ」と思える情報のみが目が付くようになり、判断が偏る可能性があるのです。

こういった状況に陥りそうになったときは、「反証」という考え方を使いましょう。

例えば今回の例で言えば、「三雲はかなりの実力者だ」という証拠のみではなく、必ず「三雲は実力者ではない」という証拠を集めることを指します。
その結果、「三雲は実力者ではない」という情報が全く出てこないということがわかれば、はじめて理論的に「三雲はかなりの実力者だ」という結論を出すことができます。 

今回の例でも、ちゃんと調べれば「引き分けの前に24敗している」という情報が手に入りますので、間違った判断に流されることはなくなります。

正確な情報を確認したいときは、必ず自分が思っている考えの否定する証拠の収集も行いましょう。


以上、周りの噂を利用できること、デマに流されないようにするコツでした。

ちなみに反証に関しては別の使い方もあります。
それは、情報だけでなく自分や相手の考えが論理的に正しいかどうかを判断するときです。
上記と同じような方法で、比較的正確な判断ができるようになります。


また誰かと話していて、絶対に正しいという証拠を集めることができないような理屈を言ってきた場合の反論の際に、「その意見は反証できないから論理的じゃない」と言ってみましょう。

それでもきちんと反証のできる説明をしようとしなかったり、こちらの言うことを相手にしなかったりする場合は、相手は論理的に話をする気がないことがほとんどですので、自分が論理的な話を聞きたい場合は適当に受け流すといった判断ができます。





今回の「ワールドトリガー」では空閑が状況証拠と推察から、そのあたりを見抜いてる感じでカッコいいです。

ワールドトリガー:「近界民(ネイバー)」と呼ばれる侵略者に、主人公が所属する界境防衛機関「ボーダー」対抗するべく活動する。
☆5つオススメポイント: 意外に多い頭脳戦・心理戦


(※ 掲載した画像は紹介作品からの引用で、著作権は作者および出版社にあります)
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