2013年10月20日日曜日

競女(ケイジョ) HIP12「大人の対応力」(人を説得するときは、立ち位置にも気を付けよう!)

今回は週刊少年サンデー46号掲載、競女 HIP12「大人の対応力」のシーンから、人を説得する事と立ち位置の関係についてご紹介したいと思います。

※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください ※※

まずはあらすじから。
前回の競女から引き続き、出入り口の塞がれた浴場の場面です。
浴場内には、日常の振る舞いなども競女(お尻や胸を使って水上で闘うギャンブル競技。競馬や競艇と並んで人気のスポーツという設定)の試験として行われている女の子の集団が居ます。
主人公もその中にいて、トイレを我慢している子が居る事を訴え「ドアを壊してでも外に出させてあげたい」事を主張します。
しかし周りは「試験であれば慎重に行動するべき」「トイレの事も、我慢が効くか精神的な事を試されているのでは?」などの意見が出て、ドアを壊す事に反対という意見が大多数を占めてしまいました。
ここで別の女性が、浴場から早く出させてあげる為の説得を試みます。
ドアを壊す事に反対意見の人の正面に立ち、「困っている人を痛めつけるようなやり方は、トップで競い合ってきた格上のアスリートのする事ではないと思う」など持論を展開していきます。
しかし反対意見派をまとめていた人がそれに対し「自分さえ良ければ良い」発言をした途端、空気が一変、説得していた人が「正々堂々、実力で相手負かさんかい! このクズ虫が!!!」とキレてドアを蹴りでぶち壊し、オチがつきます。

以上があらすじです。


ここから今回のブログのテーマに入ります。

人を説得して自分の意見を通す方法は、いくつか世の中に提示されています。そういった本はいま書店に結構な数が並んでいる事をご存じな方もいらっしゃると思いますが、心理学の実験で「自分と相手の位置で説得のし易さが変わる」結果が出ている事はご存知でしょうか。

スティンザー効果と呼ばれるもので、話し合いの際に
①「相手の正面に座る」
②「相手の横に座る」
③「相手の90度横にL字型で座る」
で、結果や相手に与える印象などが変わってくるという物です。

①の場合は反対意見を切り出しやすく、②の場合は反対意見を切り出しにくいそうです。
(これは結論的にそうなだけであって、実際に実験で出された結論は少し違います。興味のある方は調べてみてください。)
また③の場合は本音を話しやすい効果も確認されています。

今回の競女に当てはめてみると、真正面から相手に行っているので説得には不向きと思われますが、もしかしたら説得する女性のストレートな性格を表しているのかも知れませんね。

また他の漫画では、なんとなくチャラい感じのキャラクターや番長的ないじめっ子キャラが、自分の意見を通す為に相手の肩を組んで(横にならんで)上手く言いくるめるシーンも良く見られます。

現実世界なら、キャッチセールスの人が玄関に座り込んだ人の横に座って説明することが良くあるそうです。

全ての自分の意見を通す為に使うのはどうかとは思いますが、相手が間違っていると思うが全く折れてくれない時等には使えるかもしれません。
また、相手がさりげなく位置を変えてきた時は、上記を意図的に行おうとしてる可能性も考えられるので、それを踏まえた話し合いが出来ると思います。


以上、人を説得する事と立ち位置の関係についてのご紹介でした。



競女は次回から新展開になりそうな感じですね!
浴場の回が終わってしまって残念に思っている男性の方も多いかもしれませんが(笑)

SNS