2013年10月11日金曜日

ハヤテのごとく! 424話「特別な何か」(実は2種類ある、モチベーションについて知っておきたいこと)

今回は週刊少年サンデー45号掲載の、ハヤテのごとく! 424話「特別な何か」から、
「内発的モチベーション」「外発的モチベーション」に関してご紹介したいと思います。

※※ ここからネタばれを含みます。ご注意ください。 ※※

まずは簡単なあらすじを。
この回では、前回起こったさまざまなトラブルもあってナギの気持ちが落ち込み、必死で行っていた同人誌の原稿作業を止めようと言いだします。
それを友人の千桜がアニメのたとえ話を例に励まし、ナギのやる気が復活して再び原稿作業へと戻っていくお話です。

・・・と、あらすじで書くととてもあっさりした内容に見えますが、実際はとてもドラマティックに復活してます! 特にナギの台詞からは読んでるこっちまでテンションがあがります。
是非読んでみてください!


ではここからブログの本題へ。

前回のお話から繋がってくるのですが、この回の序盤の段階でのナギのモチベーションは「ハヤテ」であったり「勝負に勝つ」事です。

しかし、漫画作成の実力が相手に負けている事やトラブルから、自分が今やっている作業すら「たかが・・・同人誌さ。」とやる気を無くしてしまいます。

ここで、友人の励ましで彼女は考えます。
「私、なんのためにやっているんだろう。」

考えた結果、「これは私が私のために」「自分で選び掴み取った何かに、私がなりたいのだ!!」、つまり、自分の為にやっている事だという結論にたどりついた途端、彼女のモチベーションは今まで見ていた周りが驚くほどの凄まじい高さになり、発言も一気に前向きになります。

つまり、モチベーションを保っていた要因の変化で、やる気が復活しただけでなくさらに高くなったわけです。


ここから漫画から少し離れて、心理学のお話に。

実際にこういった現象は調査からもわかっているそうで、
”「テストでいい点を取るために」「ゲームを買ってもらうために」勉強し続けている子どもよりも、「大好きな科目がある」や「新しいことを知って物知りになりたい」 という内発的モチベーションで勉強している子どものほうが、圧倒的に高い集中力を維持しながら、効果的な学習法をとっていることが示されている”
そうです。
(植木理恵先生『本当にわかる心理学』2010年 より)

自分自身の経験で当てはめてもわかりやすいと思います。
中学や高校などの勉強しなければならなかった時、好きになった教科と嫌いだった教科。
好きな方はただ「好き」というだけで苦もなく勉強できても、苦手なものは「これが終わったら○○」とか様々な工夫をして(または親などにしてもらって)乗り越えてきた経験をお持ちの方は多いと思います。


ただ、こう書くと「内発的モチベーションの方が断然良い」と思われがちですが、どちらのモチベーションも一長一短なようです。

それは何故かというと、「内発的モチベーションは、まわりからの励まし方や影響によって簡単に外発的モチベーションへシフトしてしまう」からです。

簡単に紹介すると、「自分の為に頑張っている状態」で勉強をしていても周りから「偉いね、おこづかいをあげよう」と言われると、「おこづかいを貰う為に頑張っている状態」や「せっかく頑張ろうと思ってたのに何かやる気がなくなった状態」へ簡単に変わってしまうという事です。
多分、これも簡単に想像が付くと思います。

詳しくは先ほど引用した文献に詳しくわかりやすく載っているので興味のある方は是非目を通してみて下さい。

また外発的モチベーションは外からの働き掛けで比較的簡単に持たせられますが、内発的モチベーションは難しいものなのも、一長一短の部分だと思います。


以上、「ハヤテのごとく!」から知る内発的モチベーション、外発的モチベーションの紹介でした。

実際にこの知識を知らなくても、ナギに共感したり感情移入したりで感覚的にその知識が入ってくると思います。
こういったところが漫画の凄いところだと思いませんか!?

あと個人的には急にサイバーフォーミュラが出て来て凄く感動しました(笑)

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